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  3. 食育セミナー

日頃の食生活

日々の暮らしで摂取している食べ物について深く考えたことはありますでしょうか。現在は、メニューを注文するだけで、手軽に食事ができるファーストフード店のようなものや、インスタント食品のような手間や暇をかけずに、美味しい料理を食べられるような時間に余裕のない人でも効率的に食事ができる利便性の高い食生活ができます。

ですが、いくら利便性が高いといっても、そればかり食べてしまっては、栄養が偏ってしまうのが難点です。それに、栄養士として仕事に携わっている私には、栄養バランスの良い食生活を心がけてほしいという気持ちもありますし、美味しい食事を楽しんでほしいという気持ちもあります。

また、このような食生活を子どもが習慣化してしまうと栄養バランスが偏ってしまい、健康的で丈夫な体を作ることはできません。体調を崩しやすいことから学習面にも影響を及ぼしてしまうでしょう。

新潟で開かれている食育セミナー

新潟大学では、食事の重要性を理解してもらうために、大学生向けの食育セミナーを開催しています。この取り組みは、2013年6月に第1回が開催され、現在に至るまでに既に10回以上のセミナーが開かれています。講演だけではなく、実際に参加した学生に食べ物を試食してもらったり、実習牧場を設け酪農体験を実施したりなど、様々な授業形式があるようです。

また、過去の講演会を動画で視聴できるようになっているため、開催された食育セミナーについて振り返ることが可能です。この食育セミナーでは、100名以上を超える学生の参加もあるため、人気のセミナーともいえるでしょう。参加した学生の感想には、和食の奥深さや魅力について知り、これからの料理を考えていく人や、実際に試食をしてみて食べ物の特徴や美味しさを知った、という声もあり食育セミナーを通して食材や食事に対する意識が高まっているといえます。

子どもから大人向けのセミナーも

新潟大学で開催されている、大学生向けの食育セミナーもありますが、インターネットで探してみると、新潟大学だけに限らず、北海道から沖縄まで、多くの場所で食育セミナーが開かれていることがわかります。

その中には、子どもから大人まで幅広い年齢の参加を募集しているところもあります。また、義務教育に達していない子どもの参加費用を無料にしているセミナーも。小規模で開かれるところや150以上の定員を設ける、多人数で開かれるセミナーもあります。

こうした、食事の重要性に関する理解を広める活動は、とても大切だと私は思っています。ライフスタイルの多様化に伴って、個人の生活スタイルも大きく変わっています。その中で、体調管理ができるように、また、健康で丈夫な子どもの身体を作れるように食べ物の大切さを理解して欲しいと思っています。

学生向けのマンションや寮の食事

「新潟大学の学生マンション」には食事付きの物件が多く、栄養バランスが考慮された食事が学生に提供されています。

和食だけではなく、洋食も提供されることもあるようで、栄養バランスが偏りがちな学生でもこうした食事付きのマンションや寮に住むことで補うことができるのも魅力的です。

このように、セミナーを通して日々の食事に対する見方や考え方にも変化があったり、実際の生活で活かせる部分も増やしていけるのではないでしょうか。