1. >
  2. >
  3. 礼節の食育

食事を楽しむにはマナーが重要

食事におけるマナーは、非常に重要なものです。
礼節が守られていない食卓は、共に囲む人に不快な思いをさせてしまうことがありますし、自分でも食事を快く楽しめなくなってしまう可能性があります。

こんなマナーたちこそ、食育においてはしっかりと教えていかなければならないものなのです。
小さい子どもだからこそ、どうしてこのマナーを守らなくてはいけないのか、違反してしまうとどうなってしまうのかを説明しながら、分かりやすく教えられるようにしたいものですね。

食事中のトイレについて

食事中にトイレには立たないのは、基本的なマナーです。
特にレストランなどの食事施設では、それぞれの料理が最も食べるのに適したタイミングで提供されるものですから、トイレに立ってしまうことで、食事に適切なタイミングを失ってしまう可能性もあるわけですね。

しかし、特に小さな子どもにとって、トイレに行かないというのは難しいものです。
食事前にトイレはすませておく、手荒いをしっかりするということを徹底してあげるようにしましょう。

上手に食事が出来るように教育する

焼き魚を綺麗に食べられることは、和食を食べるときはとても大切なことですよね。
そのためには、まずお箸が上手に使えないといけません。
正しい持ち方を徹底してあげるようにしましょう。

また、お箸だけに限らず、お椀やお皿などの持ち方、手の添え方などを教えてあげるのも忘れないようにしてください。
食事中に手をつかない、テーブルより下にお箸をおろさない、肘をついて食べないなど、食事中の姿勢関係とも絡めて教えてあげるのが良いですね。

洋食であれば、フォークやナイフの使い方やテーブルマナーが存在します。
もちろん、すべてをいきなり出来るようになる必要はありません。
小さな子どものキャパシティに合わせて、成長のペースごとの礼節を身につけさせて上げるのがベストでしょう。

好き嫌いや外食はどうしたらいいのか?

小さな子どもがどうしても直面してしまうのが、食べ物の好き嫌いです。
アレルギーはともかくとして、好きなものばかり食べてしまっていては、当然ながら食育には良くないですよね。
栄養バランスの整った食事をしていく上でも問題がありますから、その後の人生で健康面で支障を来してしまう可能性もあります。

しかし、無理強いをして食べさせるばかりでも、食育面では良いことばかりではありません。
克服というのは、その食材を無理に飲み込めるようになることではなく、食事として楽しめるようになることでもあるのです。
子どもがどうしてその食べ物が嫌いなのか、好きにするための調理工夫はあるのかを検討して、ノルマをつけながら少しずつ食べられるようにしていくのが良いでしょう。

外食に関する栄養バランスも同様です。
ファーストフードや高カロリーのものが必ずしも悪いものではないのです。
食べ物への感謝の気持ちを持って、栄養バランスに問題がない程度であれば、おいしく食べるのもマナーのひとつです。